大内善一さん:
「我が家なんですけど、裏に行くと、ぐっと景色が変わる」

アパートの裏側に大内さんが歩きだしました。

大内善一さん:
「ここは旅館だったんです。ここは居酒屋さん。ここは食堂街。材木屋さん」

かつてはにぎわっていた場所が、更地に変わり手つかずの状態、大内さんは嘆息します。

大内善一さん:
「この状況見たら、ちょっとここに住んでも、どうなんだろうなっていう、そういう感じですよね…。荒れ放題になっているのは帰ってきていないからこのままの状態ですし。地震だけだったら即座に戻ってきてインフラも改善されるだろうが、原発事故のあおりで未だにこういう状況が続いている。12年は表の部分と裏の部分があって、見た人がどう感じるかなと思う」