今では仕事だけでなく、買い物のときも使っているそうです。
スーパーについていくと…

ーーどんなものをよく買いますか?
「カップラーメンとか簡単なものが多いです」

ーー触った感覚で分かりますか?
「分からないので、こんな感じで…」

アイカメラ「中華そば」

宮川さん
「中華そばというのが今のでわかりました」
「他のものをこうすると…」

アイカメラ
「タンメン、熱湯3分、含まれているアレルゲン7品目で…」
宮川さん「全部読めなくても、何の商品かがわかればそれで満足」。

ーー今日はどれにするんですか?
宮川さん
「今日はタンメンにします!」

また、登録された商品であれば、バーコードを読み取るだけで、商品名などを教えてくれます。

宮川さん
「紙幣とかだと間違えたりすることがあるので、カードの方が便利ですね」
「全部のお札が揃っていると大きさで分かるんですが、1枚しかないときは、確信が持てないのでそういう時は一枚ずつ…」

アイカメラの音声「1000円」「5000円」
宮川さん「折りたたんでいても、読み取ってくれる」

こうした技術がまだなかったころ、手紙や健康診断の結果も、周囲の人に読んでもらっていたといいます。

宮川さん
「なんか恥ずかしかったりというのはありましたね」
「あまり人に知られたくないものは、極力頑張ってカメラとかを使って読んでます」

そんな宮川さんが人知れず読みふけってしまうものがあります。

宮川さん
「先月行われたブラインドダンス全日本選手権の表彰状です」
「このとき4位だったので、嬉しい表彰状ですね。『あのときこうだったんだな」とちょっと励みになったり、ニヤニヤしたりします」