伝統野菜「芝平(しびら)なんばん」の栽培者は…

「芝平(しびら)なんばん」を栽培する赤羽寿美子(あかはねすみこ)さん。

8年ほど前に、近所に住む親戚から種を譲り受けました。

赤羽寿美子さん:
「お父さん(夫)がとても辛いなんばんが好きで、そこから種をいただいて、お父さんが細々と作っていた。私が辛いのがきらいなので」

その後、赤羽さんが本格的に栽培に乗り出し、当初、数本だったトウガラシは今では100本ほどにまで増えました。

赤羽寿美子さん:
「普通の野菜と同じように育てたら、ぐんぐん育ってくれたのでびっくりしてます」

「芝平なんばん」は、大ぶりな15センチほどの実と、一般的なトウガラシに比べて辛み成分が2倍以上あるというのが特徴。

実際に食べてみると…。

高野祐樹記者:
「辛っ!舌に刺激がすごくくる。これは辛い…辛いです」

赤羽寿美子さん:
「ずっと長く作ってくれた(親戚の)おばあさんの思いもあるし、その方たちに感謝しつつ、次の方にバトンタッチじゃないが、自分がやるべきことをやりつつ、ほかの人たちが興味を持っていただけるようにしていければ」