ドクターランナーとして初参加の大会で・・・

上村キャスター:
実際に高杉さんもこんなことがあったそうなんです。
初めてドクターランナーとして参加した大会で、前を走っていたランナーが転倒して痙攣を起こし、心肺停止の状態となってしまいました。さらに転倒したときに縁石に頭部をぶつけてしまって、出血もしていたそうなんです。そこで高杉さんはすぐにAEDなど救命措置を行い、このランナーは一命を取り留めたということなんです。処置がもう少し遅ければ、もしかしたら日常生活の復帰が難しいほどの状態だったといいます。
このような経験をしたからこそ、高杉さんはドクターランナーの意義についてもこのように語っています。

ドクターランナー 高杉尚志さん
「自分の持っている技術や知識が役に立ち非常に良かった。ドクターランナーをやることが私の運命だと感じました」
井上キャスター:
素晴らしい心意気だと思いますが、大きな大会で資金力があるところだけではなく、小さい大会やトレイルランなどにもこういったドクターランナーというのは必要なのかもしれないですね。
ホランキャスター:
安全を担保するという意味ではそうだと思いますが、お仕事の前に朝から走られているというのはすごいエネルギーですよね。
井上キャスター:
お身体大切になさってください。