見た目のインパクトが最強な「家庭料理の王道」

熊本市中心市街地、酒場通りにある『酒菜亭 うまかっさい』。創作料理をメインにした居酒屋です。

リポーター「あんかけらしいものは見当たらないんですけど…」

酒菜亭 うまかっさい 川口芳廣さん「メニューの中には『あんかけ』という文字は入っていないですが、人気の商品がありますので」

そう言われ出てきたのは、丸い団子のような一品。
川口さんに促されて、半分に切ってみると…。

リポーター「お餅のように見えるものの中に具材が入っていますね。これなんですか?」

川口さん「『肉じゃがの革命』です」

リポーター「肉じゃが!これ肉じゃがなんですか」

お餅のように見えるものは、すり潰したジャガイモ。中には肉じゃがでは定番の具材、ニンジン・豚肉入り。

まるごとオーブンで焼き上げ、みりんや薄口しょう油、 そして、葛粉を加えた熱々のあんがかかっています。

リポーター「食べると肉じゃがだなと思いますけど、初めて食べる料理。出汁が“あん”でまとめてあるので、出汁の香りがものすごく増すんですね。そのあとにジャガイモの甘さがきて、中からしっかりとした味の具材が出てくる」

肉じゃがを熱々のまま閉じ込めたいとの思いから考案したそうです。

川口さん「見た目もそうですが、食べたときのインパクトも与えて、食べた時の驚きを含めてお客様に表現したかった」

リポーター「何となく家庭料理の一つの肉じゃがですが、あんのおかげでもうご馳走。“あんの力”素晴らしいですね、大革命です」