とんこつが海外で愛されるワケ
南波キャスター :
とんこつのどんなところが海外の皆さんに人気なのかというところなんですけど、新横浜ラーメン博物館の調査によると、まずは、みそ・塩・しょうゆはなじみのある調味料。①とんこつは未知の味、②白濁したスープが珍しい、③しょうゆ・塩よりもヘルシーに見える。

とんこつはなぜヘルシーに見えるのか、見た目を比べてみると、私達からすると、しょうゆの方があっさりしてそうに見えるんですが、海外の方(特に欧米人)は“目に見える脂”を嫌う傾向があり、表面に脂が浮いていると結構ハイカロリーと感じるそうなんです。でも、とんこつは白濁で表面には脂が浮かないというところがヘルシーに見えるそうなんです。

カロリーは、しょうゆととんこつで比べるととんこつの方がちょっと高いんですけど、そう見えるので、人気ではないかと。
あともう一点は、④長時間かけ作られることに価値を感じると。中には40時間以上煮込んだものなどもありますので、ラーメン最高ですね。
ホランキャスター:
香りとか苦手なのかなと思ったら、しっかりとウケてるんですね、ちゃんとね。
若新さん:
職人技って言われるぐらいの作り込まれたもので、世界的に認められてると思うし、今ちょっとずつ外国人観光客が入ってくることもあって値段が上がっていってるらしいんですよ。だから、日本人からしたら庶民的な食べ物でも、外国人から見たら、寿司と同じで、日本でしか味わえない高級料理になりかねない。日本人からしたら、「そんなんでラーメンを身近に食べれないなんて」っていうけど、それはずっと予見されていた未来だと思うんですよ。日本のいろんなものが国際水準になり、僕らの働き方もそのレベルにしなきゃいけないってことだと思いますね。