「科学で世の中を変えられる」

この日、東北大学の南澤教授らは東京で開かれた最先端の様々な研究を紹介するイベントに参加。地球冷却微生物プロジェクトの重要性をアピールしました。

東北大学 南澤究特任教授:
「実際に手を動かして実験する、これは土を触ったり、実際にガスとったりすると愛着がわきますよね。『面白いな』という方が意外といて、手を動かすことは重要」
シンポジウム聞いた大学生:
「この内容について全く知らなかったのですけど、この話聞いてみてすごく興味深く思って。地球温暖化の防止や住みやすい環境につながったらいいなと思います」

土や空気の集め方を実演するブースには、来場者が途切れることなく訪れていました。

来場者:
「地球温暖化っていうのが気になってはいるものの、自分たちが何かアプローチできるのかなって全く糸口がつかめてなかったんですけど、土の中の微生物って私たちも参加できそうなのがあるんだなと知ることができたので、参加してみたいなと思いました」

特殊な微生物を身近な土から見つけるという活動を通し、科学に親しみ、温暖化に関心を持ってもらう。それが南澤教授の願いです。

東北大学 南澤究特任教授:
「市民にも科学を理解していただく、みんなにワクワク感を共有してもらったり、あるいは科学で世の中を変えられる、全部じゃないですけど一部変えられるというのをご理解いただければすごくうれしいなと」

全国の市民の協力を得ながら進む地球冷却微生物を探すプロジェクト。温暖化を食い止める切り札を求めて、実用化に向けた研究が続きます。