PR船&“大ちゃん”まさかの…
小笠原キャスター:
まだまだいくつか懸念があります。

1つ目は万博のスペシャルサポーター「みらいへ号」という船が、10月24日に神戸港で、お披露目式が行われました。動力は「帆」と「ディーゼルエンジン」で環境にやさしいバイオ燃料を利用できるようにする方針だということです。世界各地の港で万博をPRして機運を盛り上げる役割を担っています。さらに海洋プラスチック問題や気候変動もいろんな調査しながら世界の港を回るということです。

懸念は「みらいへ号」は2代目です。初代のスペシャルサポーター「ポリマ号」という船がありました。化石燃料を使わずに太陽光や風力などで航行するということで、屋根には1面にソーラーパネルが敷き詰められていた船でした。こちらが世界を1周しながら万博をPRするというスペシャルサポーターで活動を行っていましたが、2023年8月にインド・ムンバイ沖でモンスーンに巻き込まれ座礁し、活動を中断しました。これから「みらいへ号」も世界を回っていきます。

2つ目は大阪府が先月から提供されているシニア向けのコミュニケーション生成AI「大ちゃん」です。質問を投げかけると大ちゃんが答えてくれます。大ちゃんに「大阪万博は中止ですか」と質問を投げかけたところ「残念やけど中止になってしまいました」と返答が返ってきたそうです。
ホラン千秋キャスター:
これはネタとして楽しめる方もいるのかもしれないですが。難しいのが環境に優しいというところも、こういう船とかを作らない方が環境に優しいわけじゃないですか。こういった建設を進めていけばいくほど、環境負荷がある中で建設費資材が高騰してしまったり、デザインが間に合わない、建設が間に合わないというのであれば、もっと抜本的に環境負荷が、もっと少ないものに思い切って舵を切るというところも、案としてありなのかなと思います。
オンライン直売所「食べチョク」代表 秋元里奈さん:
必ずしも派手じゃなくてもいいのではないのかなと思います。

小笠原キャスター:
吉村知事も「大ちゃん」に関して記者から質問が飛んで「正確性はこれからの課題です。必ずしも正しい情報ではない」と回答したということです。