国民生活が楽に「ならないよ」の声

――豊田さんは「生活が厳しい方への支援は必要だが、日本経済は成長しているのか?まず経済そのものの強化が必要なんじゃないか」とポイントを挙げています。

(豊田真由子氏)成長の果実を国民に分配、だから減税するっておっしゃるんですけれど、そもそも成長の果実を国民の皆さんがどれだけ感じていらっしゃるかだと思うんです。所信表明演説でも、「賃金が上がってます、3.58%、30年ぶりに上がりました」とおっしゃるんですけど、これちょっとマジックというか、物価が上がっているので、それを差し引くと、実質賃金は、4月時点でも3.2%去年より下がってる状況で、諸外国と比べても経済も厳しい状況にあるのが国民の実感じゃないかと思うので、一時的に年数万円規模で還ってきたとしても、国民生活が楽になるかって言ったら、「ならないよ」っていう声の方が大きいんじゃないかと思うんですよ。

そういうごまかしみたいなことをせずに日本経済の底力を大きくして、中小零細企業の方も含めてね、無駄をなくすとか人材を育成するとか、デジタル化を進めるとか、意識改革を企業の側も、国民の側もしてもらって、時代の流れに乗っかっていくっていうのが必要。私が海外で仕事をしたりして、やっぱり日本がついてきてないなという実感があるので、一時的に良かったでしょうって言ってごまかすのは国民に対しての背信に近いんじゃないかと思います。