『必死のパッチで仕事終わらせて来ました!』続々と集まる阪神ファンたち

 試合開始15分前、1人の男性が店に入ってきました。常連客の武山静夫さんです。

 (武山静夫さん)「(Qきょうは午後6時までに仕事が終わるように?)そりゃ必死のパッチやったもん。きょうは残業なかったのに急に残業してくれと言われてね。必死のパッチでここまで来ました」
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 午後6時、プレイボール。日本シリーズ進出をかけた大事な初戦です。必死のパッチで店に来た武山さんも応援のスタンバイ完了です。

 (武山さん)「(Qファン歴は何年?)ファン歴は短いですよ」
 (賢平さん)「巨人ファンから移ったんよ。嫁さんのパワーに負けて」
 (武山さん)「元々は巨人ファンやったんやけど、いつしか嫁が阪神を応援しとったわけ。それでだんだん阪神ファン寄りになってきた」

 「ファン歴は短い」と謙遜しますが、25年以上も夫婦でタイガースファン。奥さんは甲子園で観戦中なんだそうです。

 (武山静夫さん)「(Q奥さんはライトスタンドで観戦?)きょうはレフトちゃうかったかな。きょう会ってないから分からん」
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 試合は1回の攻防が終了。

 (中谷賢平さん)「これでいくわ、うまいことな。1回終わったから。あと監督がパインアメ何個食べるかや。平均7個らしいで。データではね」         
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 しかし4回表、広島が1点を先制。武山さん、不安を隠せません。

 (武山静夫さん)「残念。この1点が大変なことになるような気がして…大丈夫ですかね。関西対決やて言うてんのに広島対ロッテやったらどないすんねん!」
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 そんな不安を吹き飛ばしたのが、先制された直後の4回裏、森下翔太選手のソロホームランですぐに同点。さらに、続く5回には村上頌樹投手と近本光司選手の連続タイムリーで3点を追加して広島を突き放します。

 (武山静夫さん)「思いどおりの展開よ!」