「個人情報が、違法な名簿業者に渡った可能性」
――『名簿業者』といいますが、正規のものと、そうでないものがあり、正規の名簿業者は、関係機関に届け出るなど認可制になっています。名簿業者の名称や住所、代表者の名前、個人データの取得方法、本人の求めがあれば、第三者への提供を停止することなども含めて、個人情報保護委員会へ届け出を出して、公表が必要というルールです。多田さんは「今回の個人情報流出は、違法な名簿業者に渡った可能性が高い」ということですが。
(多田文明氏)非常に心配なのは、高齢者の方とか、中高年以上の方の情報、それがもし犯罪組織の側に渡ってしまえば、実際に強盗とか詐欺とか、今起きている被害の一助になっている可能性があるということで、本当はその辺も検証してほしいところです。