中根アナウンサー
「それぞれ理由は異なりますが、大竹市は企業団との『水道料金の違い』を上げています。20立方メートルまでの使用料金を見ると、大竹市は2425円。これに対し企業団の市町は最も安い竹原市でも3036円で大竹市より高く、最も高い江田島市の5049円とはおよそ2倍の差があります。大竹市は『企業団に入れば水道料金の値上げにつながる可能性がある』とみています。一方、企業団では『水道料金は従来通り各市町で設定していて、料金の統一は将来的な課題』としています」

NPO法人ひろしまジン大学 平尾順平 代表理事
「水道料金がこんなに市町で差があることにも驚きましたが、安心のために値上げしてでも断水が起きないようにしておくかは、かなり難しい選択だと思う。公共インフラは今、水道だけでなく道路や橋も老朽化する中で、どこかで直さなければ。私たちが向き合わなければならない事実だと思います」