文科省は、13日にも東京地裁に解散命令を請求することを表明しました。旧統一教会をめぐっては、政治家との接点が注目されましたがその関係は、完全に断ち切れているのでしょうか。
「マザームーン」発言の議員は直撃取材に応じず

宮本晴代 記者(12日午前6時半ごろ)
「旧統一教会の話で…」
自民党の山本朋広衆院議員は私たちの取材に応じませんでした。

山本朋広 衆院議員(2017年5月)
「マザームーンに先ほど、カーネーションの花束をプレゼントさせていただきました」
山本議員は、旧統一教会の韓鶴子総裁を「マザームーン」と最大級の賛辞を込めて呼ぶなど、教団との関係の深さが指摘されていました。

記者(2022年8月)
「なぜマザームーンと呼んでいた?」
山本朋広 衆院議員
「事務所の方にあの…」

記者の問いかけに、明確に応じてこなかった山本議員。教会との関係は断ち切れているのか。12日、改めて尋ねると…
山本朋広 衆院議員
「すみません、私これから用事があるので」
宮本記者
「一言だけ。解散命令請求…」
山本朋広 衆院議員
「みんなもう集合してるので、すみません。もう人が待っているので。失礼します」
宮本記者
「有権者に説明する気はないんですか。マザームーンと呼ばれていた理由について、きちんとご説明いただいてないんですけれども」
約5分後、私たちは山本議員の事務所前で待ち構えていましたが、車内に姿はありませんでした。

旧統一教会をめぐり、12日に大きな動きがありました。
盛山正仁 文部科学大臣
「解散命令事由に該当すると認めました」
盛山文科大臣は、旧統一教会に対して解散命令を請求することを正式に決定。13日にも、東京地裁に解散命令を請求することにしています。

決定を受けて岸田総理は、「客観的な事実に基づき厳正に判断したと認識している」などと述べました。