林野庁は、国有林に埋めるなどして管理していた除草剤の本格的な撤去作業を始めます。
この除草剤は、「2,4,5‐T系(に・よん・ご・てぃーけい)」と呼ばれるもので猛毒のダイオキシンを含みます。

一般の除草剤として農薬登録されたのが、今から約60年前。
その後、健康被害が問題視され、国内での使用が禁止になり熊本県内では法律に基づいて熊本市と宇土市(うとし)、芦北町(あしきたまち)の国有林に埋設されました。

林野庁は定期点検などを実施していますが、近年、相次ぐ豪雨災害で埋設された除草剤が流れ出すことを不安視する声が地元自治体や住民からあがっていたことから、国は除草剤の本格的な撤去作業を始めることを決めました。

熊本県内では宇土市で今年度中の着手を目指すということです。