“地球沸騰化”時代 未来のこども達のためにもできることは

暑さも一つの“気象災害”となっている現代。

前述の東京都目黒区の園も、子どもたちが自然と関わりながらのびのびと活動する機会が少なくなると、体力面だけではなく情緒面など様々な育ちに影響があるのではと不安を口にしていました。

気温上昇を招いている地球温暖化を食い止める必要性は言うまでもありませんが、熱中症の危険度が高い日にはこまめな水分補給や屋外での活動を控えるという個人レベルの予防策に加え、暑さを和らげる設備の普及といったハード面での対応策も今後ますます必要になってくるのかもしれません。

また管理や予算面等のハードルはあるものの、このような設備が公園にも設置されたり、冷房の効いた体育館が開放されたりと、夏休み中も子どもたちが身体を動かせる場所が増えていくと有難いと一保護者の立場からも切に期待しているところです。

年々過酷さが増す夏、未来のこどもたちも元気に過ごせるような環境がどうしたら作れるのか、社会全体で考える必要がありそうです。

データ・画像提供
気象庁ホームページ「日本の夏平均気温偏差」https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/temp/sum_jpn.htmlを加工して作成