時効撤廃を訴えた父・賢二さん そして時効は…
「人の命を奪っておいて、一定の年月が来たら大手を振って世の中を歩けるというこの理不尽な制度をなんとか廃止したい」(順子さんの父・賢二さん 2009年)
順子さんの父・賢二さんは、時効制度に疑問を投げかけた。その思いは他の遺族を動かし、2009年に殺人事件遺族の会「宙の会」が発足。法務省に署名と嘆願書を提出するなどして時効の撤廃を訴えた。
そして、2010年4月、殺人など凶悪事件の時効を撤廃することを盛り込んだ刑法と刑事訴訟法の改正法が成立。順子さんの事件など、時効が成立していない過去の未解決事件にも適用された。法案成立の瞬間、賢二さんは天を仰ぎ涙を流していた。

賢二さんはその後もメディアの取材を受け続け、情報提供を求めるとともに、犯人へ、思いをぶつけてきた。














