柴又三丁目女子大生殺人 放火事件とは

警視庁は、殺人と放火の疑いで特別捜査本部を設置。これまでに延べ11万7000人を捜査に動員し、容疑者の行方を追っているが、特定には至らぬまま27年が過ぎた。

事件の概要とこれまでに分かっていること(警視庁のHPより)

▼発生日時 1996年9月9日(月)午後3時50分ころ~午後4時39分までの間

発生場所 東京都葛飾区柴又3丁目 被害者宅

▼事件概要 1996年9月9日(月)午後3時50分ころ(被害者の母親が外出)から午後4時39分(119番通報)までの間、葛飾区柴又3丁目被害者宅2階において、被害者が刃物で殺害された上、自宅を放火された。この日は朝から雨が降り続き、肌寒い一日だった。

▼犯人が残した手がかり
①凶器…犯人は小型の刃物を使用したと考えられる
特徴:刃渡り8cm以上、刃幅約3cm、先の尖った片刃
凶器として推定される刃物類:果物ナイフ、ペティナイフ

②粘着テープ…静岡県内の工場で1994年1月以降に製造されたもの
特徴:布粘着テープと呼ばれるもので、1巻が幅50mm・長さ25m 価格は700~800円、一般の製品より高価で主に梱包用途で販売
販売状況:全国に広く流通し、梱包業者等法人に直接に直接納入されるほか、ホームセンター・文具店等で購入可能
粘着面:植物片・木片・犬の毛等が付着 ※犯人が着衣等を通して外から持ち込んだ可能性

③犯人…男性で、犯行当時何らかのけがをして出血 血液型は「A型」

提供:警視庁


▼犯行時間帯に目撃された不審な男
目撃情報①1996年9月9日(月)午後3時半ごろ
目撃状況:事件現場南側の交差点で黒色傘をさして立つ男の姿を自転車で通りすがりに目撃
男の特徴:身長150~160cmくらい、やせ型
服装:黄土色っぽいコート(えり付き、フードなし) 黒っぽい色のスエットのようなズボン ※コートは男の身長、体格に合わないサイズの大きなもの

目撃情報②1996年9月9日(月)午後3時55分ころ
目撃状況:傘をささずに事件現場の玄関前で立ち、表札または2階部分周辺をじっと見つめていた男の姿を通りすがりに目撃
男の特徴:年齢・顔立ち等はっきりせず 身長160cmくらい 中肉または少しやせた感じ
服装:黄土色っぽいコートまたはレインコート(フードなし、襟あり) 黒っぽいズボン姿

※警視庁は目撃情報①、②の男に関して、時間的、場所的な関係、着衣等の状況などから同一人物の可能性が高いと考え、広く情報を求めている。

情報は、警視庁亀有警察署 柴又三丁目女子大生殺人 放火事件特別捜査本部まで
電話:03-3607-0110(代表)