谷本盛雄容疑者の遺骨を引き取った西田牧師『生きている時に出会いたかった』

今年9月、西田さんは引き取り手のなかった“ある男”の遺骨を受け取りました。
(西田好子牧師)「谷本盛雄の骨です」
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谷本盛雄容疑者(当時61)。2021年12月、北新地にある心療内科クリニックに火を放ち、患者や医師26人を殺害。自らも死亡しました。
谷本容疑者の遺骨に引き取り手がないことを知った西田さんが「遺骨を引き取ろう」と決めるのに、迷いはなかったといいます。
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西田さんは谷本容疑者の骨壺に死後洗礼を授け、信徒と同じ部屋に遺骨が納められました。孤独と困窮の末に事件を起こしたと見られる谷本容疑者の姿が、教会に来る前は孤独だった信徒たちの姿と重なったのです。
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(西田好子牧師)「絶対にやったことは間違っている。それでも『あなたの人生はつらかったよね』と哀れんでくださる方もいることをこの子に教えてやりたかった。生きているときに出会っていたらよかった」
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西田さんのもとには「谷本容疑者と同じような事件を起こそうとした」という受刑者から手紙が届いてました。
【受刑者からの手紙】「『絶対奴らは殺す!そしてオレも死ぬ!』。チャンスをうかがっていた時に谷本氏の事件が起きたのです。谷本氏が実行していなかったら私がその立場になっていた」














