実質的オーナーX氏を直撃「医師がいない時は医療行為を全くやっていない」

 患者を危険にさらす行為をなぜ指示したのか。取材班はオーナーのX氏を直撃した。

 (記者)「オーナーのX氏ですよね?」
 (X氏)「はい」
 (記者)「このクリニックに医師が常駐していないという話を聞いているんですけれども、それは事実ですか?」
 (X氏)「いますよ、普通に。今ランチ行っていますけど」
 (記者)「いたりいなかったりという話を聞いていて。医師は常駐しているべきだと思うのですが、いないときもあるという話が」
 (X氏)「いない時はクリニックは医療行為を全くやっていない」

 X氏は取材にもクリニックに医師が常駐していないことを認めた。一方で医師がいない時は医療行為は一切行っていないと主張した。

 (記者)「医師の指示を受けずに看護師が注射などの医療行為をしていたと聞いているんですけれども、それは本当ですか?」
 (X氏)「いや、そんなことやっていないですよ」
 (記者)「私が聞いている話だと、医師の問診なしで事務長が注射を打っておいてと」
 (X氏)「それは100%ないです」
 (記者)「言い切れますか?」
 (X氏)「だってそれは違法だから」

 X氏は初診の患者に医師の指示なく看護師が医療行為を行うことを違法であると認識していて、そのような事実はないと否定した。