■第19回アジア競技大会中国 杭州(2日、大会9日目)
陸上の男子400mハードル予選が行われ、2組に黒川和樹(22、法政大)が登場。49秒80で組1着、着順で順当に決勝進出を決めた。1組を走った児玉悠作(22、ノジマ)は49秒99の組3着、タイムで予選を突破した。
スタートから持ち味のスピードを活かした走りを見せた黒川は、終始リードを守り1着フィニッシュ。ゴール手前では後ろを振り返る余裕の走りで、49秒80をマークした。
レース後、「しっかり自分の強みである前半から積極的にいけた」と黒川。決勝に向けて「(大学)4年間の集大成として自分の試技をできたらいいなと思います。(タイムは)48秒前半はマストでほしい、あわよくば47秒狙いたい」と意気込んだ。
アジア選手権銀メダルの児玉は、序盤、積極的に前へ出るも終盤に失速し、49秒99の3着。「全然納得いってなくて、ベスト(48秒77)から1秒以上遅いので・・・いまいち状況がつかめていないです」と悔しさを滲ませたが、タイムで拾われ決勝に進んだ。
決勝は3日の20時35分に行われ、日本は8大会連続でメダルを狙う。
女子400mハードルは山本亜美(21、立命館大)が組4着の57秒55。タイムで拾われ決勝進出。「(決勝は)55秒台を頭に入れながら走りたい。メダルは欲しいですね」と話した。
※写真は、(左)黒川和樹選手(右)児玉悠作選手