■第19回アジア大会中国・杭州(2日・拱墅運河スポーツパーク体育館)
女子ダブルス準決勝で木原美悠(19・木下グループ)・張本美和(15・木下アカデミー)が、韓国のチョン ジヒ(30)・シン ユビン(19)ペアにゲームカウント1-4で敗れ、今大会は銅メダルとなった。
“キハリ”ペアこと木原・張本組は、ダブルスで世界ランク1位の韓国ペアに善戦するも、1974年テヘラン大会(大関行江・枝野とみ枝)以来、49年ぶりの決勝進出は叶わなかった。銅メダルは2010年の広州大会(福原愛・石川佳純、藤井寛子・若宮三紗子)以来。
ゲームカウント1-3とあとがない第5ゲームは、7-3とリードする展開から相手に7連続得点を許し7-10とマッチポイントを奪われると、一気に決められゲームセット。
準決勝からは7ゲームマッチ。第1ゲームは連続攻撃が決まるなど5-2とリード。8-8と拮抗した展開から木原のサービスでミスを誘い先にゲームポイントを取ると、最後は張本のチキータが炸裂し11-9で先取した。
第2ゲームは積極的にストレートを攻めてリードする展開とするが、世界1位の実力をみせる韓国ペアが追いつく。厳しいコースをついてくる攻撃で4連続ポイントを許し、このゲームは8-11で落とす。
第3ゲームは相手が流れをつかみはじめる。サーブも鋭いコースに返されるなど、巧みな台上プレーで6-9と先行され、8-11と2ゲーム連取される。第4ゲームはサービスとレシーブで1点差の攻防が続いたが、食らいついていけず7-11と王手を許した。
あとがない第5ゲームは、7-3とリードする展開から相手のカウンター攻撃などが決まり、6連続得点を許して7-9。世界No1の粘りに屈し、無念の敗退となった。