インドと中国が影響力を競うインド洋の島国モルディブで、大統領選挙の決選投票が行われました。

中国寄りの野党候補の勝利が確実となり、インドを重視してきた現職大統領は敗北を宣言しています。

5年に一度のモルディブ大統領選は、9月30日、決選投票が行われ、2期目を目指す現職のソーリフ氏と、首都マレの市長で野党候補のムイズ氏の対決となりました。

ソーリフ氏は、中国からの融資でインフラ開発などを推進した“親中国路線”からの転換を図り、インドとの友好協力を深めてきましたが、与党側の分裂もあって失速。

現地メディアは1日未明、即日開票の結果、中国との関係強化を目指すムイズ氏が勝利したと報じ、ソーリフ氏も敗北を認めました。

海上交通の要衝にあるモルディブで再び中国の存在感が強まれば、対中国を念頭に関係強化を図ってきたインドや日本、アメリカの外交・安保戦略にも影響を与える可能性があります。