試験輸送の目的の一つは、物流業界の課題解決です。


2024年4月の労働基準法の改正でトラックドライバーの時間外労働の上限が月80時間・年間960時間となるため、さらなるドライバー不足や輸送量の減少が見込まれるいわゆる「2024年問題」。

JR東日本は、物流業界の転換期を前に、新たな多量輸送の手段にと、意気込みます。


JR東日本マーケティング本部 堤口貴子(つつみぐち・たかこ)マネージャー:
「トラックで運んだ方が良いものと今、トラックで運んでいるが新幹線で運んだ方がいいものとがあるはず。そういうものを移行することで2024年問題にも十分対応できると認識している」

一方、今回の試験輸送では12両編成のうち7両分は空き状態でした。

JR東日本では、回送列車の活用や、乗客と一緒に運ぶことなど、輸送方法を検討し、2024年度以降の事業化を目指しています。