税率どう変わる?日本酒は下がると思いきや・・・

どのように酒税法が変わるのか、みていきましょう。

今回の酒税法改正で特に注目されているのが「ビール系飲料」です。酒税法の改正は、発泡酒や第三のビールの味わいがビールに近づいているので、税率の差は不公平ではないか、同じようなものには同じ税負担をさせようということで行われます。

改めて、ビール系飲料は3種類あります。麦芽の使用量が50%以上のビール、50%未満の発泡酒、そして、麦や麦芽以外のものを原料にしている新ジャンル、いわゆる第三のビールです。酒税は、現在、ビールが350ミリリットルの缶で70円と最も高く、第三のビールがおよそ38円と一番安くなっています。

今回の改正で、第三のビールは、1本あたりおよそ9円、税が上がりします。一方、ビールはおよそ7円下がり、発泡酒は据え置きです。そして、今回の改正で発泡酒と第三のビールが同じ税率になります。

さらに、2026年には、ビール系飲料の酒税の1本化が予定されていて、350ミリリットルあたり54.25円に統一される予定です。

ワインも税率が上がります。750ミリリットルあたり75円と、7.5円増えます。一方清酒、いわゆる日本酒は1合あたりおよそ2円下がります。

しかし、その日本酒ですが、税率が下がり安くなるかと思いきや、10月から、店頭での価格は値上がりする可能性もあるといいます。背景にあるのは、物価高そして瓶不足です。