米子市クリーン推進課の担当者
「まずは自治会内でお話をいただき、場合によっては、市の担当者が両者の間に入ってトラブルの解消に努めています。
仮にステーションの横などにゴミを出されても回収業者は回収はしないので、最終的にはクリーンセンターへの直接搬入か、市の許可業者に有料でゴミ収集に来てもらうなどの方法を未加入者には案内しています」
自治会加入率は以前と比べ、減少の一途をたどっています。

例えば米子市では自治会加入率が2013年には64.6%でしたが、年を経るごとに低下し、5年後の2018年には61.8%に。さらに5年後の2023年(4月30日現在)は58.1%と、6割を割り込みました。
米子市地域振興課の担当者
「自治会に入っておられない方というのはごくごく少数で、どちらかというと若い世代が多いと感じています。
自治会に入らない理由は、よく口にされるのが、「だってメリットがないでしょ」って。自治会費を払って、役まで受けて。地域の活動に興味がない方が多いんじゃないかなという印象です」
自治会に入ると、役員や班長業務が定期的に回ってくるほか、一般の会員も市の一斉清掃や出水期前の用水路清掃などに参加することになります。
そして、地域に設置している防犯灯の電気代なども自治会費で負担している部分があると言います。
また、地域のゴミ収集所の中には、自治会メンバーが私有地を無償で提供している場所も少なくありません。
そのほか、半行政的な仕事を自治会が担っていることも多いと言います。
加入率の低下が著しい今、会員の負担は大きくなっているのでしょうか。