身近な水道水は?浄水器に効果はあるのか

―――そしてもう1つ身近なところで言いますと、水道水。この水道水についてはどう考えたらいいですか?

原田浩二・京大准教授「水道水もですね、自治体ごとに水源が違うということもあります。おそらく少ない量のPFASが含まれていることはあります。ただそういった情報をですね、自治体でもこういった検査をしているところが多くなってきていますので、ホームページもしくは窓口に問い合わせて、実際、皆さんが飲んでいるものが十分目標値等から低い状態であれば、それは飲んでも問題ないかとは思います」

―――最近は一般的になりましたが、浄水器を家に取り付けていらっしゃる方もいると思います。こういったものは効果的なのでしょうか?

原田浩二・京大准教授「浄水器もいくつか種類があると思うのですけど、活性炭を使ったものが一番ポピュラーだとは思います。そういったものを使えば、含まれているPFASを8割9割除去することはできるとされています」

―――市販の商品でもそれだけ効果があるのですか?

原田浩二・京大准教授「注意してもらいたいのは、しっかり交換時期を守って。カートリッジとか交換式のものがあると思います。それをしっかり交換すれば、そういった性能が維持できるということですね」

―――関西ではこれまでに堺市、摂津市、大阪市、神戸市などで基準値を上回るPFASを検出しています。ですから、今回のケースだけじゃなくて、実は各地で検出されているんですよね。