人体への影響は「体内に入ると出るまで、5年10年…」

原田浩二・京大准教授「4700種類以上ある内で、これまでに使用量が多かった、そしてその中で健康への影響もおそれがあるというものについては現在禁止はされているわけです」

―――フッ素加工されているフライパンで料理して、なんども使っていたらちょっとハゲてくることもありますが、大丈夫でしょうか?

原田浩二・京大准教授「このフッ素樹脂、コーティングのお話ですが、それを製造する途中で使うというのが、このPFASのうちの1つなんですね。なので、最終的な製品にはほとんど含まれてないとされていますので、その点では心配しすぎない方が良いと思います。化粧品については製品そのものにも少し含まれていますが、いま規制がかかっているものについては含まれていないということなので、それについても今後研究はされると思います」

―――PFASは、分解されにくく体内や水・土の中で長い期間残ってしまう。一部は人体への影響、汚染問題にも繋がるということです。体に1回入ってしまうとなかなか抜けないのですか?

原田浩二・京大准教授「摂取を完全に止めたとしてもですね、それが5年10年、出ていくまでに時間がかかってしまうということですね」