【青葉被告自身が「京アニをパクった」ことへの質問】

事件前の青葉被告は、クオリティの高い作品を創り出す京アニのファンで、『涼宮ハルヒの憂鬱』などの作品を参考にして小説を書いていたという。

被害者の父親「あなたがハルヒをパクるのと、京アニがパクるのとは何が違うんですか?」
青葉被告「ハルヒは教科書として使っていて、自分は書いていく過程でパクったが、最終的に別の作品を作っている。京アニは小説を落選させて、著作権を自分に戻しながら、パクったものを放映しているので、いかがなものかと」

このように青葉被告は、はっきりした口調で持論を展開。終始、遺族らに対し犯行について謝罪することはなかった。この日は、被害者遺族やその代理人、計7人が尋ねた後で、最後に弁護人から質問があった。青葉被告は、遺族からの質問があると知って、前日は眠れなかったという。

弁護人「被告人質問をフルタイムでやるのは5日目ですが、今までの裁判とは違いますか?」
青葉被告「やはり追及が厳しくなったなと」

弁護人「4日目までと比べて、体調はどうですか?」
青葉被告「きのう寝れていなかったし、大阪から来ているのもあって、結構疲れております」

裁判長が確認に入る。「疲れているからといってうまく答えられなかったということはありませんでしたか?」
青葉被告「それはございません」

この日の裁判は午後3時40分ごろ閉廷した。次回は9月25日(月)。弁護人や裁判官、裁判員から被告人質問が行われるとみられる。