「藁にもすがる思い」かかしを河原に設置
おととしは、全国で93億円に上ったと推定されているカワウによる被害。
対策の1つが駆除で、県内水面漁連によると、県内の河川での駆除数は2016年から2019年にかけて300羽から400羽だったが、2020年には723羽まで増加。昨年度は819羽と過去最多になった。

こうした中、五ヶ瀬川漁協で去年から始めたのが・・・
(五ヶ瀬川漁協 吉本祐一組合長)
「いま、4体ですかね、できているのは。残りは各理事とかが持って行って、いつでも立てられるようにしています」


こちらでは、去年、10体ほどのかかしを河原に設置した。
五ヶ瀬川漁協では、2002年におよそ9.3トンあったアユの漁獲量が、去年は2トンにまで減少。
今年もカワウが増える今月下旬からかかしを設置することにしていて、途中、入れ替えも行う予定だ。


(五ヶ瀬川漁協 吉本祐一組合長)
「藁にもすがる思いというか。特に最初のうちは警戒して近づかない。ただ、慣れてくると、どうしても効果が少なくなる」
