全世代を対象にした新型コロナワクチンの接種が開始されました。5類引き下げ以降、5月に開始されたワクチンは高齢者などが対象でしたが、今回は生後6か月以上の全ての人が無料で接種できます。

(接種した人)「なるべく早く接種をお願いしようときた」「子供の中で広がって家庭内で感染が広がっているのを実感として感じてます」「大事だと思いますよ。安心ですもん」

ワクチン接種初日、大分市の大分こども病院では72人の予約がありました。今回はXBB系統のワクチンが使われますが、県の解析では県内の感染の94%をXBB系統が占めています。また新しいXBBの亜系統、「EG.5」も既に検出されています。

大分こども病院久我修二院長「いま流行中のXBBという株に関してはしっかり免疫が上がることが確認できています。従来のワクチンよりも今回の新しいワクチンの方が確実に重症化の予防が期待できる」

一方、9月11日から1週間の新型コロナの感染者数は979人で、1医療機関当たり16.88人と前の週より減少しましたが、依然として注意報レベルが続いています。

保健所別では南部が20人を超えているほか、その他の地域もすべて10人を上回っています。

インフルエンザの感染も拡大しています。1医療機関当たりの患者数は8.16人となり前の週の2.34倍と急増。子どもの間で感染が広がっていて、県教委によりますと20日現在、学級や学年閉鎖をしている学校は小学校4校、中学校4校、高校1校にのぼっています。