世界がマネする直島 今後“オーバーツーリズム”に注意

小川彩佳キャスター:
宮田さん、たまたま昨日まで直島にいらっしゃったと?お仕事ですか?
慶應義塾大学 宮田裕章 教授:
そうです。仕事ですね。
小川キャスター:
こんな偶然で、ちょうど今日ニュースでお伝えするスポットでした。
慶應義塾大学 宮田裕章 教授:
まさに外国人観光客の方がいっぱいいらっしゃって、海外のトップクリエイターの人たちの認知度が非常に高いんですよね。もしかしたら日本人より知ってる人の割合が高いかもしれないというくらいの認知度です。
地域から世界に「アート」という部分で価値を作って、直接繋がっていった成功事例ですよね。なので、世界の各国でもこういった事例を作ろうというマネを始めてるくらいですね。
小川キャスター:
ずっと成功例として注目され続けてきた場所でもありますけれども、今回この地価が上がったことでさらに注目を集めることになりそうですね。
慶應義塾大学 宮田裕章 教授:
地価が上がるというのは、まさに成功の一端なんですが、ただ注意すべきこともあるんです。オーバーツーリズムになる一つの予兆でもあり、あるいはこれまで若い人たち、特に資本が少ない人たちでもチャレンジできた、その多様性で魅力を作ってきたものが損なわれるかもしれないと。
経済的な側面だけではなく、地域の魅力・自然環境や教育など、多様な軸を大切にしながら、こういった地域発展ができれば、他のエリアにとっても参考になるんじゃないかと思います。














