2種免許の取得もハードル
タクシードライバーの待遇を改善しようと、今年7月に運賃を引き上げたがすぐに担い手を確保することは出来ない。
そのハードルとなっているのが、2種免許の取得で国は、去年5月、道路交通法の一部を改正し、2種免許の取得条件をそれまでの21歳以上、免許保有歴3年以上から、19歳以上、免許保有歴1年以上へと緩和した。
また、県も、2種免許の取得に対し、1人あたり10万円を補助する事業を今年度から開始していて、さまざまな対策が講じられてはいるが、今のところ、人手不足解消には至っていない。

吉本会長は、勤務時間を柔軟にするなどして、主婦やフリーランスなど、新たな人材を雇用することも重要としている。
(宮崎県タクシー協会・吉本悟朗会長)「週末の夕方や夜などの時間帯に(勤務)時間が取れる人にとっては非常に効率的に稼げる業種になっているので、

そういう一つの選択肢としてタクシーの運転手を考えてもらいたい」
重要な交通インフラとなっているタクシー。
ドライバーの確保に向け関係者の模索が続いている。