高校に入りやすくなるのかというと、そう簡単ではありません。取材班は、徳島市内で年間を通して阿波おどりを楽しめる観光施設「阿波おどり会館」を訪れました。
「動きとしては『なんば』という動きになります。同じ方の手足を同時に前に出す動作ですね。右足が前に出ると必ず右手、左足が前に出れば左手」
踊りの基本は、2拍子のリズムに合わせて同じ側の手足を同時に出す動作なのですが、記者が実際にやってみると…。
(記者)
「動きはシンプルなのですが、リズムをとり続けるのがとても難しいです」
また、腰を低く落としてダイナミックに動き回る「男踊り」に、腕を高く上げて身体をしならせて踊る「女踊り」。そのそれぞれに流派によって違う型があります。
長年、阿波おどりの公演を続けている人も次のように話します。
(阿波おどり会館専属連 堀内直人連長)
「(Qきれいに踊るための練習は?)まあ厳しいですよね。不器用な人もいるし、なんぼやってもうまくならない形にならない人もいるのでね。中学の3年間、阿波おどりを真面目にやるのは大変なことなんですよね」