出荷数過去最高!『ココアシガレット』が売れたワケ

さらにもう一つ。長年変わらない姿で愛される『ココアシガレット』。
ハッカの香りとココアの風味が口の中に広がるラムネ菓子です。
販売されたのは、約70年前の1951年。
戦後を代表するたばことして当時大人気だった「ピース」にあやかり、同じ紺色のパッケージを採用。
これが大人の真似をしたい子どもたちに大ヒットし、子どもの数が多かった1960年代には年間1800万個も出荷するほどの人気に。
そんなココアシガレットの今を聞きに、大阪市の『オリオン株式会社』をたずねました。

ーー今年の見込みは?
オリオン株式会社 小西靖宏社長
「2400万個」
なんと出荷数が過去最高という好調ぶり。その訳は?
オリオン株式会社 小西靖宏社長
「今までであればスーパーとかコンビニとかがマーケットとしては主流だったんですけれども、ここ4、5年ですかね。100円ショップで取り扱っていただけるようになった。」
近年成長が続いている100円ショップ。
帝国データバンクの資料によると、ここ10年で3000店舗以上も増えており、それに伴い『ココアシガレット』の受注も増加。
オリオン株式会社 小西靖宏社長
「今までなかったところに置いてもらったら、すごくプラスになるんですよね。今までゼロですから。0が1でも売れたらすごいですから。」
さらに意外なところからも追い風が。