当時はドラマ「半沢直樹」が大ブレークした頃。今回はTBS側からエキストラ出演のオファーがあり、出演に至ったのだそうです。

山陰合同銀行 山崎徹 頭取
「私の役どころは新郎(主人公の父)の父親で、結婚式を挙げるときにひたすら温かいまなざしで新郎新婦を見つめるということでした。

何かセリフを言ったり演技をしたりという感じではなかったですが、羽織袴にも話題の家紋がちゃんとついていまして、絶対に映らないであろう足元も、足袋はもちろんですけど、神楽殿に入る時には脱いだ草履もちゃんと履いて、やりすぎかと思えるくらい非常に細かい点も意識して作ってらっしゃるのがよく分かりました。

福澤さんは私と話したときも何度もおっしゃったのが、「島根には本物がある」と。日本のドラマがどんどん世界的に見ると地盤沈下していて世界に打って出られるようなドラマを作らなきゃだめだということは一生懸命語ってらっしゃったので、次お撮りになるとしたらそういうドラマなんだろうなと思っていました」

福澤監督も、インタビューで次のように話しています。

福澤克雄 監督
「この方は日本を代表する役者さんだという方を入れていただいて、できれば世界に向けて投げかけたいというようなドラマにしたいと思っています。そのために島根の映像が必要だったということで、ここに来たということです」

第9話では、島根県奥出雲町の峡谷「鬼の舌震(したぶるい)」でも美しい景観を活かした撮影が行われました。

これまでにドラマ内に登場した島根県のロケ地はなんと7つに。物語もいよいよクライマックスに突入ということで、ストーリーももちろん、島根県民には見逃せないドラマになっています。