――小宮さんは、「大きく変わったことを示すことが大切。できなければタレントの流出、スポンサー離れが起こるかもしれない」と。

小宮一慶氏: そうです。会見でおっしゃってることはその通りですけれど、本当に実行していけるのか、根本から会社を変えられるのかっていうところが一番のポイントだと思います。

――立岩さんは、社会的にも大きな影響力を持つジャニーズ事務所、今後どうなっていくべきだとお考えですか。

立岩陽一郎氏: 例えばフォーリーブス。皆さんは知らないかもしれないけれど、僕の世代のスターですよね。あの頃からそういうのがあったっていうのは本当改めて考えるとショックです。ただ芸能界ってある意味、非常に厳しい世界で、市場の原理で淘汰されますよね、ファンの方が去っていけば、もう立ちゆかないわけですから、これはもうかなり真剣に命削った取り組みになるでしょう。社名、事務所名は、私も変えるべきだと思うけども、今後東山新社長がどう考えるかでしょうけど、補償がある程度の段階に来たときに、新しい動きになるのではないでしょうか。これはもう海外でもっと厳しい目にさらされますから、海外に展開しようなんて思ったら、多分このジャニーズっていう名前では、無理でしょう。そういうことを考えたら、多分新しい、展開をもう1回やるっていうことはありうるでしょう。何度も言いますけど、ジャニーズだけじゃないんです、我々みんなが問われてるってことでしょう。

――ジャニーズ事務所、芸能界全体、マスメディア、社会全体がどうやって見ていくのかっていうことは本当に大切だと思います。今やジャニーズ事務所のタレントさんは日本だけじゃなくて海外でも活躍されるわけですから、そういった意味ではより厳しい目線で見られるのかもしれません。(2023年9月7日 MBSテレビ「よんチャンTV」より)