震災後も受け継がれる「獅子振り」

女川町では、無病息災や商売繁盛を願う獅子振りが盛んに行なわれ、東日本大震災で被災した後も各地で受け継がれています。

震災の2年後に生まれた2人も、獅子振りは身近な存在でした。鈴木くんは、「小さいころは獅子が怖かった」そうですが、熱心に取り組んでいた祖父の姿に、次第に憧れるようになりました。

鈴木碧虎くん:
「うちのおじいさんが格好良く獅子振りをしていて、格好いいなと思ったから始めた」

2歳ごろまで、プレハブ仮設住宅で暮らしていた佐藤くん。

精巧な作りの獅子頭に興味を持ち、動画投稿サイト、ユーチューブで獅子の動きを研究しました。

佐藤弥里くん:
「いとこのお父さんが、獅子舞いをやっていて、その動画を見て格好いいな、やりたいなと思ったから始めました」