自民党の支持率はこの1年「大きな変動なし」

この1年間の自民党の支持率をみると、おおむね30%~34%と安定して推移している。岸田内閣の支持率が最も低かった22年12月(34.2%)でも自民党支持率は32%で大きな下落はみられない。
野党はどうか。現在、野党第一党は立憲民主党、で第二党は日本維新の会だが、7月のJNN世論調査で「岸田政権に対峙する野党としてあなたはどちらの党に期待するか」聞いたところ「立憲民主党」が27%、「日本維新の会」が41%で、維新に期待する声の方が多い結果となった。
一方、両党の支持率を見てみると、今年の前半あたりまでは立憲と維新の支持率は拮抗状態で、今年の5月からは5か月連続で維新が立憲の支持率を上回っている。立憲はこの1年4%~6%程度で推移し大きな変動はあまりなく、維新は5%~7%前後で推移していて、やや上昇傾向ではあるものの、自民党を脅かすほどにはなっていない。
ライドシェアに「反対」55%
日本への外国人観光客が増加し、タクシー不足が深刻化する中、いまにわかに注目されるのが、「ライドシェア」の導入だ。一般のドライバーが自家用車を使って、有料で客を送迎するもので、海外での導入が進んでいる。このライドシェアの導入について菅前総理や、河野デジタル大臣、小泉進次郎元環境大臣らが導入に前向きな発言をしたことで一躍注目を浴びた。


今回の世論調査ではライドシェアの導入に「賛成」31%、「反対」55%で反対が上回る結果となった。こちらも、年齢や性別で結果に差が出る。
例えば「30代男性」で見た場合、賛成は63%、反対は30%。一方、「30代女性」になると賛成38%、反対59%と違いが顕著だ。
一方、「30代未満」で比べた場合、男性は「賛成」56%、女性は「賛成」54%と、若い世代では男女とも「賛成」が上回る。そして年齢があがるほど、男女ともに「反対」が「賛成」を大きく上回る傾向となる。