新型コロナの患者数はほぼ横ばい状態で、注意報レベルが続いています。一方、インフルエンザの感染者数が急増していて感染予防に注意が必要です。
8月28日からの1週間に58の定点医療機関から報告された新型コロナの患者数は1046人で、1医療機関当たり18.03人となりました。感染者数は4週間ぶりに増加に転じましたが、ほぼ横ばいとなっていて依然として注意報レベルが続いています。

保健所別では全域で10人を超えていて、大分市、南部、東部では20人を上回っています。

また9月20日以降、新型コロナのワクチン接種が開始されます。対象者は2回以上接種した生後6か月以上の人およそ89万人で、オミクロン株の派生型、XBB対応ワクチンが使用されます。国立感染症研究所のデータでは9割以上がXBBに置き換わっており、県内も同様とみられます。
佐藤知事「今回のワクチンは感染時の重症化防止を目的とするもの。基礎疾患のある人、65歳以上の方々は打つことを勧めたい」
各市町村では接種券の発送など接種に向けた準備が進められています。ワクチンは来年3月末まで無料で受けられます。
一方、インフルエンザの感染者数は1医療機関当たり2.84人と前の週に比べ2.7倍増加しています。新学期に入って学級閉鎖の数も増えていて、県は感染予防に注意を呼びかけています。