「尊敬している」と話すこともあった父親の自殺
しかし20代前半のときに大きな出来事が起きる。父親が自殺したのだ。父子家庭で育ち「父を尊敬している」と話すこともあった青葉被告。父の死がどれだけ影響したかはわからないが、その後の人生は凋落の一途を辿っていった。
(好田茂夫さん)「ホームレス状態になったので住居をあっせんしてほしいと」
30代前半の青葉被告が住んでいた集合住宅で管理人をしていた好田茂夫さん。青葉被告は入居当時、派遣切りにあっていたという。すぐに家賃を滞納し、さらに…。
(好田茂夫さん)「入居者の方から『異常な音やガラスが割れる音が聞こえます』と。『1回(部屋を)見てほしい』と言われて」
実際の部屋の写真が残されている。
(好田茂夫さん)「布団の上にパソコンが置いてあって、その時に(画面が)割れていたのと、ハンマーでたたいたような穴があったりして画面がバリバリになっていましたね。冷蔵庫なんかは全部扉が開いていて(食べ物の)においがすごかったので、(台所に)いろんなもの食べ残しがいっぱい置いてあったということですね」
しかしその後、青葉被告がこの部屋に戻ることはなかった。茨城県内でコンビニ強盗を起こして逮捕されたからだ。