大谷選手を止められる人はいなかったのか?
野球解説者 五十嵐亮太さん:
大谷選手の、投げて、打ってっていうところに、みんな元気をもらって頑張ろうっていう気持ちになった人は多いと思う。今年に限って、まずは投げることは見られないっていうのは、僕もショックでしたね。

日比麻音子キャスター:
ただ、それだけ負荷もかかってたということですよね。
野球解説者 五十嵐亮太さん:
大谷選手の場合、打って、投げてっていうところ、過去にこういった選手がいなかったっとなると、監督とかコーチとかも、なかなか止めることができないっていうところで、大谷選手の意見を尊重してやってきた。でも、結果的にこうなってしまったっていうのは、監督だったりコーチだったりも、もう少し自分たちが止められなかったかなっていう後悔はあると思います。
井上貴博キャスター:
本人も一番つらいのは当然だと思うんですけど、五十嵐さんは、2006年に、靭帯を損傷、断裂されたとき、その瞬間でわかるんですか?大谷選手自身、もうって首を振っていたけれど。
野球解説者 五十嵐亮太さん:
この日に限って言うと、大谷選手はマウンドに上がる前に、もう良くない状態だったと思います。なぜかって言うと、ブルペンで2番手に投げたピッチャーが、先発ピッチャーだったんですね。だから、マウンドに上がる前に、今日悪かったら、早く降板するよっていう話は、多分監督とはしてたと思います。そういう中で投げていて、状態が良くならない。最後の方に関して言うと、痛みが走ったっていうことを話していたので、限界が来たのかなっていうふうな感じですかね。
井上キャスター:
手術をして、より強固になって、球が速くなるケースもありますよね。五十嵐さんはどういう感覚でした?
野球解説者 五十嵐亮太さん:
僕は、スピード自体はそんなに変わりませんでしたね。手術して、リハビリを1年間やったその翌年っていうのは、まだちょっと痛みがありました。2年目も違和感はあった。3年目以降っていうのは、本当に元気な状態で投げられたので、大谷選手も、今年の状態を見てると、かなり状態は良かったと思います。