
山内キャスター:
続いて治療法についてみていきましょう。▼部分損傷の場合:注射や栄養療法などもできる、▼完全損傷の場合:手術の可能性も、ということで、前回は手術に至ったということになります。
そうなると、この二刀流の復活というのは、いつぐらいになるのか、これまでの例で見ていきます。

【2014年:田中将大投手】
右肘を痛め、注射で治療することに。このときは復帰まで2か月半。
【2018年:大谷選手】
6月:靭帯の損傷、最初は「注射」治療
10月:手術
手術後約7か月:打者として復帰
手術後約1年9か月:投手として復帰
ただ馬見塚先生によりますと、「2回目の手術なので、もしかしたら復帰までもう少し時間がかかるかもしれない。ただ十分に二刀流として復活できる可能性はある」とのことでした。
井上キャスター:
一番つらいのは本人だと思いますが、大谷選手の出身校である花巻東高校は入ったとき全員レントゲン検査を受けるんですよ。骨の成長をみて、成長中の子はあまり投げちゃ駄目です。成長しきった子は投げていいです。それは、レントゲン検査でわかるんですが、最先端の技術を取り入れていて、大谷選手はまだ成長中だったのであまり投げないでいきましょう、と大切に育ててきた。それでも、こうなるってことは、いかに自分を追い込んで鍛錬してきたかっていうことの証拠でもあると思うんですよね。
宋玄美さん:
大谷選手クラスになると、ご自身でいろいろわかっていて、未来も見据えて選択されると思うので、今年は打者だけ続けるのかどうかにしても、ご自身の選択をみんなで尊重したいというふうに思いますね。