「タイムリーな情報発信をするべきだった」 一方で「旅行は控えて」と事前に呼びかけも

 情報発信の部分に関してもいろいろ質問が飛んだのですが、JR東海としては、運行見通しの情報発信にはやはり問題があったという認識を示していました。今後、ホームページ・SNS・駅などに出されてる情報ボード・デジタルサイネージ、そしてメディアを通じた発信はしていくんだけれども、そのツールはたくさんあるんだけれども内容が大切だということを社長は話していました。

 今後雨がどうなるのかわからないながらも、今どこに自分たちが乗ろうとしていた列車はあるのか、なぜ止まっているのか、そういった情報をこまめに発信することで、それぞれの乗客が次の行動の手がかりを見つけられるような情報を発信していかなければいけないと話していました。タイムリーな情報発信、同じことでも繰り返し情報発信をしていくべきだったということを話していました。

 一方で、「旅行は控えて」と事前の呼びかけをしていたのも事実なんです。8月10日からSNSやホームページを通して呼びかけられていました。ですので、今回大きな混乱は起きましたが、我々旅行する側も、時と場合によっては苦しい決断をしなくてはいけないこともあるんだということも、会見で社長の本音を聞いて感じた部分ではあります。