■第106回日本選手権・3日目(11日 大阪・ヤンマースタジアム長居)

7月の世界陸上オレゴンの日本代表選考を兼ねた日本選手権は大会3日目が行われ、男子400mハードル決勝で、黒川和樹(20・法政大3年)が連覇を果たし、初めて世界陸上の代表に内定した。

5月1日に行われた木南記念陸上で48秒90をマークした黒川は、世界陸上参加標準記録をジャストでクリアしていた。前日の予選ではトップの49秒81で通過し「(決勝は)3位以内と言わず、優勝して代表を勝ち取りたい」と意気込んでいた。

この日の決勝でもトレードマークの眼鏡をかけて登場した黒川は、前半から飛ばす黒川らしいレース運び。課題の後半もスピードが落ちることなく48秒89の好タイムで連覇。3位以内の内定条件を満たした。

2位は川越広弥(49秒72)、3位は豊田将樹(49秒85)で、今大会での世界陸上内定は黒川のみとなった。