終戦から78年。戦争体験者の証言をシリーズでお伝えしています。
今回は南アルプス市の幼なじみの2人が語る悲痛な戦争の記憶です。


南アルプス市の塩澤進さん91歳と新津環さん92歳。
「いい話なんてないです。苦労話の方が多いですね」
2人は今の南アルプス市落合地区に生まれた幼なじみで戦中、戦後の混乱の中を生き抜いてきました。
塩澤さん:
『臨時ニュースを申し上げます。我が帝国、陸海空軍は西太平洋において戦争状態に入れり』
ラジオから戦争が始まったことを知りました。

塩澤さん:
負けるとは思っていないから。やるぞー!元気を出すばかり。
新津さん:
戦争ってどんなことをするか考えたこともなかった。その当時は。
遠い出来事と感じていた戦争ですが、落合地区からも戦地へ向かう人たちが出始めます。