7月の世界陸上オレゴンの日本代表選考を兼ねた日本選手権が9日、大阪・ヤンマースタジアム長居で開幕し、男子100m予選ではサニブラウン・アブデル・ハキーム(23)が全体トップで準決勝に進んだ。
世界陸上代表争いがし烈な男子100mにはサニブラウンを始め桐生祥秀(26)ら注目選手が登場。同種目では世界陸上オレゴンの参加標準記録(10秒05)をいまだ誰も突破しておらず、世界陸上の切符を手にするには今大会で標準記録突破と決勝で3位以内が条件となる。
まず予選1組に登場したのはケガで4月29日織田記念以来のレースとなった昨年優勝の多田修平(25・住友電工)。得意のスタートで飛び出し、10秒32の2着で予選を通過した。
予選2組の桐生祥秀(26・日本生命)も多田と同じくケガ明けのレースとなった。前日の会見では「初戦のイメージで準備してきた」と1か月半ぶりのレースに向け、気持ちを新たにしていた。レースでは慎重なスタートを切ると桐生の持ち味でもある後半の伸びを見せ、最後は左右を見ながら流してゴール、10秒29の1着で準決勝進出を果たした。
予選5組は今季国内初レースとなるサニブラウンが余裕の走りで1着。昨年はヘルニアを患い思うようなシーズンが送れなかったが、現在は完治。前日の会見では「優勝して、タイム(10秒05)も切って、オレゴンの切符を決めたい」と意欲を見せていた。
好スタートを切るとスピードに乗り、最後は力を温存しながらも10秒11。今季シーズンベストで予選突破を決めた。
昨年は高校生で決勝進出を果たした栁田大輝(18・東洋大1年)は予選4組2着、9秒98の自己記録を持つ小池祐貴(27・住友電工)は予選6組1着で、ともに予選を通過した。準決勝はこの日19時5分から、決勝は10日の20時30分に行われる。
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