2022年の都大路で優勝した長野東高校駅伝部。
夏の間はスピードを磨くためトラック競技に臨みますが、チームから2人が北海道で行われたインターハイに挑みました。


長野東高校の駅伝部がトレーニングする犀川の河川敷。

インターハイを直前に控えた7月、練習が始まる40分前に、一人姿を現す選手がいました。

キャプテンで3年の名和夏乃子(なわかのこ)選手。

初優勝を果たした2022年の都大路では、エースが揃う1区で先頭集団に食い込む走りをみせ、今年はチームを引っ張る選手ですが…


名和夏乃子キャプテン:                                              「走ったら痛みが出てしまう状態なんですけど」

実は今年の春に、足の外側にあたる腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)を負傷しました。

治ってきたタイミングで今度は左足首に痛みを感じるように…。

元々ポテンシャルが高く、けがを抱えながらもインターハイ出場まで駒を進めることはできましたが、満足な練習はできていません。

名和夏乃子キャプテン:                                        「自分が怪我をして勢いを出せていないという悔しい思いというのが強くて」

12月に行われる都大路に向けて、弾みをつけるための大事な夏。

駅伝部からインターハイの3000メートルに出場を決めたのは2人で、名和選手は、仲間のためにもできる限りのことをして臨む気持ちです。

一方で、もう1人全国の舞台に挑むのは…


「(レース前は)大福とかどら焼きとか食べます」

試合前のルーティンは「和菓子を食べること」という2年生の窪田舞(くぼたまい)選手。

インターハイは初出場です。

持ち味は、足の回転数を上げて走る「スピード」。