災害級の暑さといわれるこの夏…。富山市の急患センターは、例年に比べ大きく増加した熱中症患者の受け入れに追われています。現場の医師は、異例の暑さで熱中症対策の常識が通用しなくなっていると話します。身を守るためにできることは…。

街の人:
「暑いよね、特に夜。エアコン切って寝れない感じだ」
「野球で一回くらっとしたことがある。頭が痛くてちょっとフラッとした」「暑いからなるべく外出ないようにしてます」

この猛暑で増える熱中症。富山県内では先月17日から30日までの2週間で151人が熱中症で救急搬送されていて、特に24日以降は患者が急増。重症患者も4人出ています。

夜間などに熱中症の患者に対応する富山市医師会急患センターの柚木透副所長は…。

富山市医師会急患センター 柚木透副所長:「これだけ暑いと常識を超えているんではないかと思う」

この急患センターでは例年ピーク時で週に20人ほどの熱中症患者を受け入れていますが、そのピークの期間が例年は2週間ほどで終わるのに対し、ことしは1か月も続いているのです。