ニトリホールディングスは、IT・デジタル部門の新会社のオフィスを公開し、デジタル人材の拠点としてデジタル化を加速させる考えを示しました。

ニトリは今年4月にIT・デジタル部門の新会社として「ニトリデジタルベース」を設立しましたが「ニトリ目黒通り店」にオフィスを併設し、きょう公開しました。

ニトリホールディングス 似鳥昭雄会長
「IT人材は現在は350名ですが、3年間で700人にする予定です」

ニトリは、2032年までに世界で3000店舗、売上3兆円を目指す30年計画を打ち出しています。

計画達成に向けて、企画・製造から物流まで自社で一貫して行うビジネスモデルの効率化や客の利便性向上など、グループ全体でDX=デジタルトランスフォーメーションを進めるため、自社採用のデジタル人材を今後3年間で2倍に増やす目標です。

ニトリホールディング 白井俊之社長
「ニトリデジタルベースが色んな意味でニトリグループにおいて大きな大きなコアになっていくと。このニトリの浪漫とビジョンの実現に向けてデジタル人材、そしてそれを取り巻くいろんな人材がここをコアにして集まってくるというようなベースにこれから作り続けていきたい、作り上げていきたいという風に考えております」

デジタル人材の獲得競争が激しくなる中、ニトリは、新たな人事制度や給与体系を備えた新会社を設立することで優秀な人材の確保に繋げたい考えです。