「このままいけばロシアの水上艦艇、潜水艦は動けなくなってしまう」

2014年のクリミア併合で全艦隊をロシアに接収されて以降、事実上海軍を持たないウクライナにとって、ドローンが唯一の海洋戦力だ。だが、それが今、ロシアの大いなる脅威となっている。

元陸上自衛隊 中部方面総監 山下裕貴氏
「ドローンというのが(ウクライナにとって)オフセット戦力ですよね。相手の戦力とは違う戦力によってオフセット(相殺)してしまう。このままいけばロシアの水上艦艇、潜水艦は動けなくなってしまう。モーターボート型ならレーダーで発見できるし、リモートウエポンシステムで自動的に撃てる兵器もある。でも、半潜水となるとレーダーにも映らないし…(中略)双眼鏡で見て発見するしかない…。水中ドローンが開発されれば、将来の戦争の戦い方が全く変わることになると思う」

(BS-TBS 『報道1930』 7月31日放送より)